AI マネジメント方針
AI Management Policy
- 1. 方針の目的とコミットメント
- アリピン株式会社 ( 以下「当社」 ) は、人工知能 ( AI ) を活用し、医療機関向けに患者関係管理 ( PRM ) サービスを提供しています。
- 当社は、1.Talk AI エージェントおよび関連サービスの安全性、透明性、信頼性、ならびに法令・規範および倫理的要求事項への適合を確保するため、ISO/IEC 42001 に基づく AI マネジメントシステム ( AIMS ) を構築し、継続的な運用と改善に取り組みます。
- 当社の経営層は、AI システムの適切な開発・提供・運用に必要な資源を確保し、AI に関する潜在的なリスクを特定・評価・低減するとともに、個人情報保護法、医療関連法令・規範、その他国内外の関連法令を遵守します。
- 当社は、責任ある AI の利活用を通じて、医療現場、患者さん、社会からの信頼に応えることを約束します。
- 2. 適用範囲
- 本方針は、当社の AI マネジメントシステムの適用範囲に含まれる 1.Talk AI エージェントおよび関連サービスの研究開発、検証、運用、販売、導入支援に関わる役員、正社員、契約社員、パートタイム従業員に適用されます。
- また、当該認証範囲に関わる外部委託先、サプライヤー、パートナー企業に対しても、必要に応じて本方針に基づく管理および協力を求めます。
- 3. AI マネジメントにおける基本原則
- 3.1 AI システムの正確性と信頼性
- 当社は、AI による回答が、医療機関によって承認された公式情報、FAQ、ナレッジベース等に基づいて生成されるよう管理します。
- 承認されていない外部情報に基づく回答や、不確実な内容の生成を抑制するため、検索拡張生成 ( RAG ) の精度検証、プロンプトの見直し、回答品質の確認を定期的に実施します。
- これにより、ハルシネーション ( もっともらしい誤情報の生成 ) の発生リスクを低減し、AI 出力の安定性、正確性、信頼性の向上に努めます。
- 3.2 個人情報およびプライバシーの保護
- 当社は、患者さんの対話データ、医療機関の業務情報、その他機密情報を適切に保護します。
- AI 関連技術および外部サービスを利用する場合は、商用またはエンタープライズ向けのサービスを採用し、契約上、患者さんの対話データや医療機関の機密情報が基盤モデルの学習に利用されないよう管理します。
- また、アクセス権限の管理、通信の暗号化、ログ管理、最小権限の原則に基づく運用を徹底し、個人情報および機密情報の漏えい、滅失、き損、不正利用の防止に努めます。
- 3.3 AI 倫理、法令遵守およびリスク管理
- 当社は、AI システムが医療機関の業務支援を目的とするものであり、医師その他の医療従事者による専門的判断を代替するものではないことを明確にします。
- AI システムが、診断、治療方針、投薬、緊急性の判断、その他医学的判断に該当する内容を提供しないよう、利用目的と回答範囲を制限します。
- 患者さんが医療相談、緊急性の高い内容、または機微性の高い内容を入力した場合には、キーワード検知および意図認識により、来院予約、医療機関への直接相談、または有人対応へ適切に誘導します。
- 当社は、AI の利活用に伴うバイアス、不正確な出力、過度な自動化、個人情報漏えい、セキュリティ上の脅威等のリスクを継続的に評価し、必要な低減策を講じます。
- 3.4 運用のレジリエンスと事業継続性
- 当社は、AI サービスの安定的な提供を維持するため、システムの可用性、監視体制、障害時対応、インシデント管理の仕組みを整備します。
- 主要な AI モデルまたは外部サービスに異常、遅延、障害が発生した場合に備え、代替手段、フェイルオーバー、または有人対応への切り替えを含む運用体制を構築します。
- また、AI モデル、プロンプト、ナレッジベース、関連システムの変更を行う際には、標準運用手順 ( SOP ) に基づき、影響評価、検証、承認、記録を実施します。
- 3.5 人材育成と AI ガバナンスリテラシー
- 当社は、AI マネジメントシステムの適用範囲に含まれる従業員に対し、AI の安全な利用、情報セキュリティ、個人情報保護、AI 倫理、リスク管理に関する教育を継続的に実施します。
- 従業員が、ハルシネーション、バイアス、個人情報漏えい、セキュリティ上の脅威、AI の不適切な利用に関するリスクを理解し、適切に対応できるよう、AI ガバナンスに関するリテラシーの向上に努めます。
- 当社は、AI に関するリスクを組織全体で認識し、予防・検知・対応・改善を継続的に行う文化を醸成します。
- 3.1 AI システムの正確性と信頼性
- 4. 方針の見直しと継続的改善
- 本方針は、経営層の承認を経て公表し、実施します。
- 当社は、AI 技術の進展、関連法令・規範の改正、社会的要請、事業内容および提供サービスの変化に対応するため、本方針の有効性および妥当性を少なくとも年 1 回見直します。
- 見直しの結果、必要がある場合には本方針を改訂し、AI マネジメントシステムの継続的改善に取り組みます。